奇跡と、その先。

 

皆さん、こんにちは!こんばんは!ヲタクです。
ちょっと前の話ですが、
牧島輝さんの初主演舞台『舞台 炎炎ノ消防隊』の幕が無事開き、そして、無事に全公演走り切り、無事に大千秋楽を迎え、無事に終了しました。私も、それを見守ることができました。


この文章が書ける事が、本当に今、とても難しいということ。でも、それを成し遂げたこと。これら全てに、言葉には言い表せない感動があります。


本当にタイトル回収が早いんですが、この舞台は奇跡でした。しかし、反語が早いのですが、ただの奇跡じゃありません。
この舞台演劇に関わる全ての人々の努力の結晶でした。


大阪入りでも、休演日明けの神奈川でも念入りのPCR検査。そして全関係者陰性…1人でも出たら1発アウトと君沢さんもおっしゃってましたが、本当に最新の注意と努力。誰1人としては抜かりなく、かけ違いなく、成し遂げた。
キャストが口々に牧島輝が座長でなければと口にし、あんだけ全力で盛り立ててくれる。それに応えている姿。配信特典の最後の挨拶で輝コールが出た時、本当に嬉しいのと同時に、色んな事を思いました。想いがあふれます。


前ブログを書いたのが初日の前日で、正直私は、その時もまだ…初日が開くか疑っていたし、いつ中止になってもおかしくないと思ってました。大楽で推しメンも内心では難しいのではないかと思っていたと吐露してましたが…(声が震えて泣きそうでめちゃくちゃコメントにテンパってましたね)
もっといえば…当日劇場について、席に座って、その場で「ありません」と言われるのを覚悟していました。それが全然あり得てしまう今の世の中。


今回、世界一舞台において信頼できる友人を招待していたので、私は1人じゃなく、なんとか人の形を保ってましたが、いなければ、どうなっていたことか…不安と期待の間で。
シアドラへ向かう道の空が本当に良い夏晴れで、雲ひとつなくて、こんなに綺麗な空なのに「ありません」なんかあり得るのか…と…。(よくわからない情緒)
思わず訳の分からない笑いが出て勝手に大笑いを始めてしまって、自分でもヤバイと分かりました。(変質者)


開演時間が近づくたびに、どんどんと心が切迫していきました。
もうこの数ヶ月、何度も覚悟してた「ありません」なのに。聞いても動揺せずに、落ち込まず、ポジティブに、絶対応援を絶やさない…絶対「ありません」が出ても嘆かないと念じていたのに、あんなに念じていたのに、です。
見たい!という欲が叶わない事を恐れている訳じゃ全くなく、応援してきたものがぶち壊される、皆の頑張りがぶち壊される可能性に恐怖していました。
なによりも、初主演で、そんな悲しいこと起こって欲しくない気持ちでいっぱいでした。


1ファンで、観客である私がこんな気持ちなのに、キャストやスタッフはどれだけの気持ちなんだろう。


そんな、確実にあるかもわからない、見えないゴールを目掛けて、人ってどこまで全力で頑張れるものなの?
全力で走って辿り着いたゴールが肩透かしで、もっと遠くにゴールが延長されてしまったら?よもやゴールが消滅したら?その心はどこへ行くの?
そもそも、世界中がコロナに怯える中、真っ向からコロナと立ち向かった業界なわけです。
自分が感染したら?他人が感染したら?そもそも公演中止より、まず我々と同じ人間で、命をかけて未知のウイルスと戦ってる。その上さらに身体も心も酷使する演劇を行うリスクを背負う…そんなの、しかも初主演…。
色んなものが重なりすぎて、思ったように力を発揮できるものなのか…?本当に計り知れない、大きなものと戦ってる。コロナも勿論、コロナが影響を与えた世論、情勢、環境、立場、時間、全て。本当に全てと。
推しメンのブログを読んで、「何のために生きているのか」「辛い時ほど前を向ける人でありたい」そんな言葉を見て、本当に推しメンって凄いなって。思いましたね…。


コロナ下で感覚が麻痺してしまった私は「お芝居を躊躇してしまうんじゃないか」と心配していました。というか、私自身が毎日に何もかも躊躇してたんですよね。触らない、近寄らない、ソーシャルディスタンス。
勿論、物理的な枷はついて、客席を1つずつ開ける処理、フェイスガード観劇。
そんな異常環境で、せっかく初主演舞台なのにコロナのせいでアプローチに枷がついてしまうんじゃないかと思っていました。
力強く台詞を言うことへの躊躇や、キャストとの距離間隔への躊躇…
飛沫感染」は、声高にニュースで叫び続けられていたからです。

 


でも、私の心配や不安は全て置き去りにして、幕が上がれば、そこは別の世界でした。
よく聞く口上ですが、そんなレベルのものではなかった。本当に、全く別の世界が広がっていました。

 


私は役者が演じるお芝居を見に来ていたのに、数ヶ月ぶりの観劇ブランクに観劇するということ(?)を感覚を忘れていて。
コロナ下で演技をする役者、色んな制限がついている、と、固定観念が出来てしまっていて、そうやって、今までできていたものを手放す覚悟をして見に行っていたんだと…その時になってわかりました。無意識だったんですけど、そんな覚悟をしてました。


本当に当たり前のことだけど、
セット中央から歩いてきたのは森羅日下部だった。
コロナウイルスなんか存在しない世界で、懸命に、笑って悩んで飛んで走って叫んで蹴って、自分の家族を殺した火災の謎を追って戦ってた。


始まる前まで心が不安で沈みそうなのを、脳味噌が必死に平常心ラインに舵をきっていたのに、状況が途端に変化して脳味噌が舵をとりそこなった。
脳味噌が理解するよりも早く視覚と聴覚から身体が「幕があいた」と言っている感じだった。心がおっつかない。
この感情を脳味噌が理解できるわけもなく、全然言葉にならなかった。

 

牧島輝さんの森羅の演技は今までのどの役とも違って、演技プランがとっても丁寧で、笑顔の使い分けもさることながら、アクションが本当に丁寧で…。

1人だけ台詞も膨大で運動量も凄まじい程飛んで走って蹴って殴ってる。回し蹴り超綺麗。なのに、森羅の孤独だったり、哀しみだったりも…表情や仕草、目の力でアプローチされてて。素晴らしかった。息切れしないんですよ…。

ワイヤーアクションも初めてでそんなに上手くできるものなの!?って思いました…難しい仕組みなのを知っていたので…

初日の演技から、千秋楽の演技まで、全部好きです。初日の演技と千秋楽の演技、全然違うんですよね!でも、当たり前のようにどっちも大好き。


めちゃくちゃ楽しくて、もう、脳味噌の全部と心の全部と、もう自分の全部が、何かの不安や何かの心配なんか1ミリも感じず、今が最高ーーーーーーーーー!!、!!!!!!って、私いつぶりに思ったんだろう。3月末ぶりなので5ヶ月ぶりかな。
最高って、思いました。
見ている間、私はコロナウイルスで舞台やライブやイベントが数ヶ月間ずっと中止され続け緊急事態宣言に陥り、そして、その時その瞬間も尚、感染者が出たら1発アウトの細い白線を歩いてるなんて、1ミリも思い出しやしなかったんです。1ミリもです。完全に切り離されて、本当にあんな気持ち?環境?感覚?は初めてだった。


森羅くんが言うんです、「この前駄目だったとしても、今日出来ることもあるだろ!」って。「世界にヒーローがいないから、俺がヒーローになるって言ってんだろ!」って。「必ずなってみせます、本物のヒーローに!!」って。


もう、ずーーーっと。ずーーーーーっと私のヒーローでした。
今のこのどうしょうもない気持ちや環境を全部ボッコボコに殴り蹴ってくれてるようだった。


大阪は全通しました。勿論神奈川も当初は行く予定だったけど、そこは様子見させてもらって配信にしました。
カーテンコールのあの笑顔が忘れられない!本当によかった!森羅に出会えてよかった!

バーイベもセルフで無事行えておりまして、いや、まさかその後ご本人から本当にバーイベ告知が来るとは思いませんでしたね!

初めてケーキを探して注文して、色んな工作もしました…w(もし良ければインスタをご確認下さい)


もう数週間も前の話なのに、今でもこの観劇が私の中でとてつもないエネルギーになって巡ってる。私、今とっても元気です。
皆さんはどうですか?元気ですか?
これを読んでるのはフォロワーくらいなので、皆も元気になって欲しい。

 


そしてオンラインバースデーイベントも開催されました!
口ぶりからきっと、3末のタイミングでは普通にイベントをする気でいたんだろうなって思いました。でも、これはこれで楽しかった!
たくさん裏話が聞けたり、考え方を聞けて、いや…やっぱサイコーだな…の気持ちしかなかった。
中でも、夜公演のライブペインティングは最高だった!いつかしてほしいな!と思ってたので…牧島さんのアナログ絵は本当に優しさで溢れてた。
リクエストした曲も見事すっぱ抜かれて…夜を駆けるは、流行ってるしよしんば…とは思ってましたが、まさかシャルルとアイネクライネまで採用されるとは…。
やっぱお歌も上手だった。というか、好きだった。表現が好きなんですよね、技量というよりかは、表現が好き!かすれちゃっても、裏返っても、そういうのすら良いぞ!頑張れ!ってなる!ヲタクだなあ(笑)
オリジナルグッズも毎回使える可愛いグッズで!これ全部デザインしてるのが本当に天才…!
あー、ダメだな。今、こう、天才!とか、サイコー!とか、IQの低い感想しか出てこない…。しっかりしろ私…。


次はmankai stage liveですね!
次はって言えることも素敵だ。
エーステの取り組みも凄いんだよな…!これもまた感想ブログとして上げていきたい!シアコンや冬組の復活も含めて色々語りたいです。


liveは20日の前楽と千秋楽入るので、現地で会える人いたらまた皆で楽しく過ごしたい。
遠征半年ぶりになるのか…凄いな、そんな遠征しないの有り得ない人生だっただからな…。
エーステ自体live形式は初めてだし、とっても楽しみです。

 

 


このブログが書けてよかった…。
うまく言葉にできないんですが、
未来につながっていくなって、進んでいるなって感じます。
応援を続けていきます。

 

 

 

 

 

 

 


奇跡と、その先。の話でした。