これまでの あらすじ

あーーーーー、やられた。

こんにちは、ヲタクです。


最終更新が2015年で止まってたこのブログ。

記事を全て消し去って今新たに書きはじめる。

正直、ここまでくるとは思わなかったけど…


私、2.5沼に帰ってきた。

 


私の2.5沼歴は、知識としては初代テニミュや鰤ミュまで遡るけど、ストレートや大手のミュージカルはそこそこ行ってる癖に…実際、過去2.5で現場に行ってるのはペダステとハイステくらいなのかな…?後は元自沼関連。しかもハイステはチケットをプレゼントしてもらった。
今のご時世本当に便利になって、円盤も出れば配信もされるしTwitterでレポートも上がってくる。今思い返せば随分長期間在宅していた気もするし、様子見の期間が長かったのかもしれない。ライビュが多くて、現場の多ステとかしてこなかった。
多ステに拍車をかけたのは確実にハロプロ及び元推しの影響が強いんだろうけど、一先ず今回の件とは話がズレるのでまた今度にしたい。


話を戻す。
この四月から、立て続けに2.5沼を浴び続けた。
というのも、職場で私は異動になってかなり自由な部署に身を置くことになった。半休だって使えるし、休みの要望も聞いてくれる。
今までGWなんて仕事しかしてなかったのに、今年はカレンダー通り綺麗に休みが出た。奇跡。
いや、今までがブラックだったんだけどさ。
半休が使えるから比較的に平日ソワレに入りやすくて、色んなご縁があって入ることができた。感謝でしかない。


私が2.5沼でちゃんと現場に行ったのは上記で話したペダステで、当時別の沼でお世話になった恩人がどハマりした事が発端だった。
正直、少女漫画で育った私は原作の絵はあまり好きではなかったのだけど、ストーリーが面白くて見る間に単行本全巻セットを大人買いした。今泉くんと鳴子くんが大好きになった。
そして、それには舞台も大きく影響していて、その舞台の演出も衝撃的だった。
しかし、このペダステの話も今回の1件に関しては話がズレるのでまた次の機会にしたい。もう纏めるのが下手で全然本題に辿り着かないんだけどやる気あるのか。
でも、この2人がいなければ私は今回の件には出逢えてなかった。

 


話を戻す。(2回目)
昨年度までいた別沼でも、2.5沼と自沼を反復横跳びしてるヲタクの風景はよく見ていたし、かくゆう私もその兆候はあった。
というのも、自沼の稼働率が恐ろしいほどに低かった。どこかと手を組むわけでもなく独自運営だったのもあるんだと思うけど…とにかく音沙汰がないことが多かった。投資する場所もなく、このまま衰退していくんじゃないかとすら思った。


そんな同沼を貪ってた友人にある日、ゴンチャロフビーフシチューを食べてたら言われたのだ。


「こよいさん、刀剣乱舞どうですか」


どうですかも何も、めちゃくちゃ流行ってるのは知っていた。


ゲームリリース時に私も流行りだし…とダウンロードした。しかし当時社畜だった事でゲーム自体に触れることもなくなっていった。
さらに言えばストーリー性のないゲーム展開は作業ゲーに近く、私はそんなに好きではなかった。加えていうなら、当初、寝ぼけながらプレイした事で気に入ってた刀を折ったこともあって挫折していた。
しかし、その年の刀剣乱舞ミュージカルの紅白歌合戦出場…ヲタクとして、2.5沼を齧ってた民として、履修しないのは一般教養がない気がして(そんなことは決してない)私は変な義務感で検索してた。


「……太田基裕と鳥越裕貴一緒にでるんじゃん」


検索して1発で「ヤバイ」と感じ取ったのはそこだった。
上記で話したペダステの今泉くんと鳴子くんを演じていた役者たちは、つまりは彼らで、私は中の人たちごと、尊敬してた。
役に対する真摯に向き合う姿勢とか、アクティブな対応がズバ抜けて鋭く刺さる。何よりも、とても幸せで平和な言葉をたくさん発信していた人達という認識だ。
彼らが同じ板の上に再び立つ時は絶対行こうと当時の私は心に決めていた。
月日が経ち、.5沼からも離れてた私には、違うチーム(所謂みほとせとむすはじ)という認識だったのに、その年の真剣乱舞祭では同じ舞台に立つのだ。とんでもない朗報だった。
ライビュのチケットはもう販売は終わっていて。でも、どうしても気になって、姿が見たくて、Twitterで声をかけた。
「全く詳細を知らない初心者なんですが、どうしても応援したくて同行してもいいですか…?」
答えはOKだった。
優しい。
世の中捨てたもんじゃない。

 


真剣乱舞祭は2.5次元舞台という枠組みを大きく超えたエンターテイメントを実現していた。


『日本の祭り』を題材にしたショー。既存曲。ライブ会場規模で、日本の和の文化を織り成す…キャラクターのキャッチーな感じも魅力的だった。
太田基裕と鳥越裕貴、と思って見に行ってみたら、とんでもない、それら含めた『刀剣乱舞』の世界に圧倒させられた。

とてもピースフルな世界だった。
でも、正直ここまででだいぶ満足してた。

また来年、このお祭りが見れたらそれで良いかな?という気分だった。
しかし、同行させてくれた方がまた声をかけてくれた。
「もしよければ、次の公演…三百年の子守唄もライビュあるんです。ご一緒しませんか…?太田くんも出ます!」
グッズを代行してもらっていたこともあり、もう太田基裕と鳥越裕貴が好きなのはバレバレだった。2.5舞台…公演…なんだか久々な気がした。ライビュくらいであれば…と軽い気持ちで手を出した。

これが私の人生を大きく変えるとは思ってもみなかった。


刀剣乱舞ミュージカル -三百年の子守唄-(再演)
最初、三日月宗近はいないんだな、と思った。(刀剣乱舞のメインキャラクターというイメージだった)
石切丸もにっかり青江も、蜻蛉切も物吉貞宗も、そして大倶利伽羅千子村正も…最初に選ぶ刀でもなかったから驚いた。

誰が主人公だろう?そんな気持ちで見たのを覚えてる。


話の詳細は割愛するけど…

話が進むにつれて私は千子村正の自己犠牲精神にほとほと頭を痛めた。
自分が妖刀である役割と責任を一身に背負って、ケロリと湿った空気を吹き飛ばし、冷めた顔で他の様子を伺っては茶化して隊内のバランスを取っている…更には誰もが避けたい仕事まで引き受けようとする。
自分は汚くていい、自分は醜くていい、自分は妖刀だから。もうずっと妖刀を言い訳にして、蓋をしておきたい案件をそこから腐って蔓延しないように自ら取り出して自分に理由づけする様を見ながら、コイツはこんなに美しいのに何をしてるんだと思った。本当にどうしてくれよう。
それと同時に、ずっと頑なにマイペースに(と言っていいか分からないけど)自分の形を変えない刀がいた。大倶利伽羅だ。
当初、このキャラクターはめちゃくちゃ人気だった気がするという認識だった。クール系の、褐色の一匹狼。
私は千子村正の強烈さに慄きながら、何となく地道にというか、今後の成長予想がつきそうな大倶利伽羅にどこか安心していた。
感情の動きが汲み取れて、安心していた。

これは私の変な癖だけど、想像できる範囲にいてくれると先回りして安心する癖がある。
しかし、とあるシーンで大倶利伽羅の感情が一気に動き出すシーンがあった。ライビュカメラが上手いこと抜いてくれていたこともあって、凄く心が痛んだし、今までの経緯も察して、とても気持ちがギュッとなった。

そして、そこまで繊細に演じてくれるとは…思ってもみなくて、失礼ながら驚いた。もっと堅物で、もっと強固なイメージから感情をそぎ落とす行為に、自身を追い込む行為に、また言い訳を見つけそうになる。

これは何だかヤバイなという気配があった。

こいつも、この表現からすると後何層か感情を埋没させてる気がする。
そこからの大倶利伽羅は凄くて、鋭さを増していく演技。めっちゃ上手いな…すごいな…と本当に1ファンとして見守っていた。

最初から強い刀だったんだと思う。

冒頭と後半で明確に切り方も立ち方も変えてきているけど、それだけじゃない、なんなんだろうこの目の表現。なんか台詞回しまで変わってきてないか…?(この後本格的な殺陣が今回初めて着手したと聞いて驚くことになる)


最後のシーンで、目がすーっと透き通っていくシーンがある。(個人的解釈表現)


それを見た瞬間、なんだか涙が出てきて、私はみほとせチームに出会えてよかったな、と劇場で溜息をついていた。
2部でも村正は勿論だけど、大倶利伽羅が出てくるとなんかソワソワしてしまって、そして、歌の上手さに驚いた。ただ上手いんじゃない、声の出し方がなんか違う。伸びが違う。
J-POPな歌い方でもなく、舞台調子でもない、………言葉にできないけど、凄く心に響いた。
帰り道感想を打ちながら、村正のブロマイドは頼んでいたものの、大倶利伽羅のも頼んでおけばよかった、みたいなミーハーなツイートをしたのも覚えてる。


そうこうしていると、GWがやってきていた。
上記でも語っていたように、GWは丸々休みをもらえて、刀剣乱舞ミュージカルをみてからGWにやる事は決まってた。

触ってこなかった舞台関連の映像を一挙見しようと思っていた。
エーステ、文ステ、Kステ、テニミュ…他にもストレートで気になってたものや、勿論以前見たものも改めて見てやろうと決めてた。
だけど、1番最初に見たものが悪かった。


MANKAI STAGE A3! S&S


A3!はゲームはダウンロードしてたものの、途中で停滞していた。ダウンロードした当時、こよいは舞台絶対好きだから好きなコンテンツだよ!と推されてたものの、何となく捉えきれず放置してしまっていた。

やっぱりゲームって苦手だ。
エーステは話題になっているのも知っていたけど、そこまで深く考えずに円盤を再生した。


『………………はあ、好き。』


思わずクッションを投げた。
円盤を一回止めた。
碓氷真澄。
碓氷真澄だ。
おかしい、碓氷真澄が動いて喋って不貞腐れてるんだけど、どういうこと!?そしてコッチずっと見てんな!?
めちゃくちゃ可愛いのと同時に、台詞回しのテンポも最高に好きだった、福山潤並みに好きだった(セリフ表現がすごく好きな役者)どういうことだ!?誰、この役者誰!?

 


…………………………あれ?
この名前この前見たな?

 


ビックリした。大倶利伽羅もしてた、
牧島輝さんだった。


倶利伽羅のセリフの回し方も好きだったけど、彼は単語で尻切れが多いからテンポ感までなかなか見れなかったけど、え、うそ、あれ、


これ、ヤバイんじゃないか?


今、私、台詞回しとテンポの話したな、それこの前、大倶利伽羅でも思ったな、それは役者に対する評価だよな。


あれ、ヤバくないか。

 


春夏旗揚げの構成にも驚いたし、真澄くんのスキルの高さにも驚いた。

やっぱ歌が上手い…
表情の変化の付け方が上手い…

目の演技がやっぱり凄い。細かな演技。表現。

キャラクターとして自分を生かすことに関して無頓着なのも、私の琴線に触れまくっていた。

気づいたらGWは辛うじて文ステはその後に履修したものの、直ぐに春夏旗揚げ円盤を永遠リピートする羽目になった。吸引力がすごすぎる。

 

 


そうして、みるみる内に私はこの界隈に帰ってきた。
気づけば翌週の春単独にも突っ込んで、刀にも突っ込んで、刀の他のシリーズもみて、各ライビュにも突っ込んでた。
目にも止まらない早さだった。
4月からのこの6ヶ月、本当にあっという間の日々だった。そして、人生が変わる体験を何度もした。幸運すぎることだ。

これもまた話したい。

綴って残しておこうと思った。

だからここをもう一度起動させようかと思います。(続くかは謎)
正直、この界隈に深くつっこむと辛いことが何故か多くて、悩むことも多かった気がする。モヤモヤしてしまって…昔の記憶だけど。


でも、舞台を観るとそんなこと吹っ飛んでしまって。やっぱり舞台芸術って最高で私の人生に切ってもきれない。


それに、帰ってきてしまったから…しょうがない。


マイペースに自分なりにまとめていこう。

 

 


これまでのあらすじでした。